空集合の誰彼

 『アリス・ミラー城』殺人事件 (講談社ノベルス)  『アリス・ミラー城』殺人事件 / 北山猛邦
 読了。

 最後の真相を読んだ時、「詐欺だ!」と叫んだり……はしてませんが、そんな思いに囚われたり。誰か気づけよ。
 犯人、動機、トリック、どれを取っても荒唐無稽。力技の物理トリックには感心したけど、あの持っていきかたは無いだろう。
 物理トリック論的な話が出たときには、この人物理トリックよほど好きなんだなあ…、なんて。

 『クロック城』殺人事件、『瑠璃城』殺人事件、『アリス・ミラー城』殺人事件、と読んできたけど、どれも真相が明らかにならないほうがのになあ…と…。謎のままの方が楽しいというか、良い。自分でも訳が分からんけど。


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 『暗黒館の殺人』の予約。
 綾辻行人の「館シリーズ」最新刊。
 表紙良いね。今までの雰囲気が崩れて無いし。あ、ちなみに今回の表紙は京極夏彦氏のデザインだそうで。
 私は愛蔵版を予約してるので、買うかどうかは未定です。


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 『Φは壊れたね』の予約。
 森博嗣の新シリーズです。

 表紙には、


 「そもそも(判読不能)だと思うこと
  自体が主観であり、
 (判読不能)のデータには
  客観的な(判読不能)が存在している
  わけではない。」


 「本当のところ、
  真実とは、決して完全に
  目の前に姿を現すことは
  ないのだから。」


 と書かれています(と思う)。


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 http://mytown.asahi.com/fukuoka/news01.asp?kiji=6805

 もう万引きする奴死ねと。
 今でも本屋が少なくて、しかもその数少ない本屋が、売り場面積少なすぎな田舎の事も考えろ!(完全に私怨)

 ま、冗談はともかく、前Bo○k ○ofとかで未開封の「密室本」とか置いてありましたからね。
 古本屋も対策考えないと。