私、長文を書くと、前後の脈絡が無くなりますので……。

 念力密室!―神麻嗣子の超能力事件簿 (講談社ノベルス) 念力密室! / 西澤保彦

 靴に棲む老婆 (創元推理文庫) 靴に棲む老婆 / エラリー・クイーン

 を読了。

 まったく種類の違う二作品を読んで、またヤル気が出てきた。有り難い。


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 涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫) 涼宮ハルヒの憂鬱谷川流

 友達に押し付けられた小説。前に漫画貸してくれた(貸し付けられた?)人と同一人物です。ライトノベルかなあ。

 まず、手渡された時、少し表紙に引く。何となく、人の前では読みにくい。ただえさえ人前で本を読むのは、遠慮したい所なのに。西尾維新の「戯言シリーズ」の比じゃありません。
 でもまあ、嗜好と性格の違い何だろう、と無理やり納得しておく。

 ウダイダ言った所で、取り合えず読んでみないことには、如何とも言えないので、読んでみることにします。


 ………………………(読書中)……………………。


 読了。
 ――グッタリ。そんなに長くないのに、いや、短いくらいなのに、この疲労感は何だ。面白くないわけじゃないけど。面白いか、面白くないか、と聞かれたら、面白いと答えるとは思うけど。

 全体的に漫画チック。小説よりも漫画で読みたいかも。

 内容はSFっぽい。SF読んだこと無いけど。要するに、自覚の無い「神」、あるいはそれに値する力を持つ者たる、涼宮ハルヒを巡るドタバタを、勢いと独特のノリで書ききった作品ってとこか。キャラはぶっ飛んでて、性格の是非は私には判断不能。思考停止。

 下らないといえば、それまでだけど、一種のジョークと取れば、この世界観もまあ良いかな。設定が先行し過ぎていて、置いてきぼり感があるけどね。

 文体は舞城王太郎を思わせる。微妙に違うけど。一文が矢鱈長くて、句点が少ない。描写がワンシーンで一繋がりになっている。若者言葉と言うか、話し言葉がそのまま地の文になっている。地の文での心理描写と、会話に区別が無い。

 そんな感じ。

 あと主人公。矢鱈と自分の事を「普通」と言い続けているけど、あんた十分変です、と言いたい。丁度、京極夏彦の「百器徒然袋」の語り手と同じ。

 関係ないけど、悉く登場人物が美形なのは何故? 何か意味があるのか?


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 う〜ん、久しぶりに長文(?)書いた。それだけ魅力を感じたって事なのかな。支離滅裂だけど。
 続きらしき物も貸し付けられたんだけど、余り読む気が起き無い。でも、感想を求められてる。ど〜しよ。

 数少ない友人は、マニアックな人が多いからなあ……。あ〜、ど〜しよ。