感想文の書き方を忘れてしまった……。

 

狂乱廿四孝 (角川文庫)

狂乱廿四孝 (角川文庫)


 を読了。
 良いね。比較的筋や人間関係がグチャグチャしてるのに、混乱し無かった。書き方が良いせいだろう。物語は主に絵解きと、殺人事件が主題なっています。絵解き自体は。飛鳥部勝則作品のように絵自体が出てこない為、登場人物に任せる他無いので、結局読者が考えなければならないのは、殺人事件の方だけ。歌舞伎の世界で起こる殺人、と言う事なので、何となくおどろおどろしい雰囲気なのかと思いきや、死体自体は凄惨なのに、描写はサッパリしている。必要以上で過剰な物が無い、と好感を持ちました。

 後に乗ってる原型短編(『狂斎幽霊画考』)は、少し出来は劣る。当たり前か。設定や、殺人が起こらなかったりする事など色々違いはあるけど、改稿は正解だと思った。


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 やっと少し落ち着きました。やれやれ。でも、今までサボってきた付けが溜まっているので、暫く縮小を余儀なくさせると思います。あしからず。