ご勘弁。

 


 を読了。
 読みにくいし、分かりにくい。遠まわしな語り口に慣れるまでは、かなりのページ数を費やした。が、慣れればこれもまた味があって良い。進行がどうもゆっくりというか、はたして捜査が前に進んでいるのかと尋ねたくなるほどだが、気障な台詞を吐きながら、それでも主人公のフィリップ・マーロウはマイペース。多分、現実にはありえないような会話には突っ込んではいけないのだろう。表面上ドライでシビアなマーロウだけれど、行動が非常に人情型で好感がもてる。まさに友情。
 やたらと煙草をふかして酒を飲んでいるのは何故だろう。
 ラストに近付くにつれて面白くなってくるので、前半は我慢。


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 更新が午前二時。脳が半分寝てます。