管理人はもういない(居ます)(←どっちだっ!)。

 『火蛾』(古泉迦十)を読了。う〜ん、面白くなくは無い。けれど、題材が題材なだけに、微妙だ…。
 第二作に期待…ってまだ出てないんだよなあ…。第二作が発売されるような事を聞いた覚えがあるんだが、聞き間違いかな?

 今は『名探偵はもういない』(霧舎巧)を読んでいます。しかし、エルとリチャードって、何か厭な予感がします(笑)。
 まさかなあ…。
 しかし、引用文がなあ…。


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 昨日書いてなかった『完全犯罪に猫は何匹必要か?』(東川篤哉)の感想を。

 この人の最大の魅力はその語り口とキャラクター。そして本格。この二つの融合だと思う。
 ジャンルとしては、『ユーモアミステリー』かな。何かそう書くと赤川次郎的なものを思い浮かべてしまうけど、あそこまで堕落(?)はしてない。

 あえて注文をつけるならば、そのユーモアな語りと、丁寧な描写からか、真相の解明は至って簡単であることだ。はっきり言うと、ネタが途中で割れやすい。
 ただ、そうなっても、物語に魅力があるので、途中で止めたくなることは無い(と、思う)。