何故かブラウザが暴走する…。

 『麿の酩酊事件簿―月に酔』[ ISBN:406182340X ]高田崇史)、
 『アリア系銀河鉄道[ ISBN:4061821547 ]柄刀一)、
 『透明人間の納屋』[ ISBN:4062705613 ]島田荘司
を読了。


 『麿の酩酊事件簿―月に酔』は良い意味でも悪い意味でもマンガチック。
 書き方が軽くて明るい。お約束があって、安心して読める、と言う利点もあるけれど、反面、そのお約束がマンネリになったり、嘘臭い設定(大体、推理小説は嘘臭い物だけど)が鼻に付いたりする。
 サラリと軽く読んでおくには良いかもしれない。


 『アリア系銀河鉄道』、中々面白かったと思う。歪な世界観を持つ異世界に、ある男が放り込まれる、と言う設定は、それだけを読んでいても楽しい。
 人語を喋り、懐中時計を懐にもつ「猫」。主人公が「地の文」で思ったこと、言ったことがそのまま現れる謎の空間。広大な宇宙空間を走る銀河鉄道。実に数十種類にも及ぶ人格を持つ男。全てが永遠で完璧な部屋。………
 しかし、その裏には実に論理的な、合理的な真相がまっている。
 そして最後には全ての話を繋ぐ、一本の糸が神(作者)より紡ぎ出され、物語は終了する。

 おすすめ。


 これにまで、繋げて来るか!と言う感じの『透明人間の納屋』。
 トリックには失望。アクロバティックなのを期待していたのに。悪い意味での「少年探偵団」。
 しかし、これは子供向きじゃないと思う…。
 現実(私達が居る世界)と非現実(物語の世界)の交差、すれ違い。


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 ※なぞなぞの答え
 http://www.geocities.co.jp/Playtown-Bingo/7853/
 面倒なんで、↑このサイトの(第九回 2004/05/31)の欄を見といてください。


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 いや〜、メルマガって役に立ちますね。≪講談社「ミステリーの館」≫。
 それによると、

 7月「百器徒然袋―風」(京極夏彦

 9月『暗黒館の殺人』(綾辻行人
   『Φ(ファイ)は壊れたね Path Connected Φ broke』【仮題】(森博嗣

 これだけの刊行が予定されているとか。楽しみだなあ…。あと『蛍』【仮題】(麻耶雄嵩)もあるし。


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 本のネタしか書くことが無い…。_| ̄|○スマソ…