森博嗣

　　あいにくの雨で ／ 麻耶雄嵩

　『夏と冬の奏鳴曲』『痾』『木製の王子』などに登場する如月烏有。その弟と思われる烏兎（うと）、親友の熊野獅子丸（ゆやししまる）、香取祐今（かとりうこん）が活躍する本格推理小説……か？

　『夏と冬の奏鳴曲』や『鴉』等で受けた強い刺激（？）は感じなかった。怒涛の展開は少なく、落ち着いた雰囲気で、他の麻耶作品とは一線を画す。閉塞感のある烏兎の語り口と相まって、独特の雰囲気を醸し出していた。矢張りと言うべきか、烏兎と烏有の思考方法は似ていて、負の感情や諦めの気持ちが強い。実験的な作品とも取れるかも。
　叙情的な悲劇。皮肉の理論。

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　宿題は捗らず。夏休み明けには実力テストもあると言うのに…。ここで成績が落ちると、大学が遠のくだろうし。

　ま、いいか（いいのか？）。

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　自分の書いた読書感想文を読み返すと、訳が分からない箇所が多々あったりする。