ローレライ

 

亡国のイージス 下(講談社文庫)

亡国のイージス 下(講談社文庫)


 を読了。
 うわ〜、そう来るか。
 中盤から終盤にかけての展開は、凄いの一言。加速度的に物語が進行していく。ネタバレが怖いので、その先の展開は書けませんけど。
 日本と言う国に絶望した男達は、何かを見る。自らのプライドとアイデンティティーを賭けた戦闘の果てに。何かを。


 「小説の形」について一つ。文章は上手いと思うけれど、主語が矢鱈と省略してあって、誰の事が書かれているのかが判り難かった。視点がポンポン入れ替わるので、状況把握に一杯一杯になってしまう。
 とまあ、物語全体の完成度から見れば、重箱の隅突付き以外何物でも無いのだけれど、ね。


 さて、発表用の原稿でも書くか……。憂鬱。


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 中断していた『七十五羽の烏 (光文社文庫)』の読書を再開。
 ものぐ……物部太郎の活躍は。