今日は大漁!(多分……)

 『IKKI』と『見えない人影―各務原氏の逆説 (トクマ・ノベルズ)』を買ってきました。読むのは『仔羊たちの聖夜(イヴ) (角川文庫)』を読み終わってから。楽しみ、楽しみ。


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麦酒の家の冒険 (講談社文庫)

麦酒の家の冒険 (講談社文庫)


 を読了。
 私としては珍しく、明確に自分の推理を描いて、解決編に望みました。比較的簡単そうでしたしね(伏線が凄くあからさま)。
 結果は七割がた正解、けど爪が甘かった。

 これが安楽椅子探偵ものかどうかは、正直微妙なところ。一応現場には行っている訳だし。が、そんな事を言えば、安楽椅子探偵ものの代表だとされている「隅の老人」だって、現場に行ったり、法廷を傍聴したり、色々やっている訳で、そうなると"安楽椅子探偵もの"の定義が問題になってくるなあ。

 と、色々考えさせられる作品である。唐突に終了。


 ちなみに、解説で恩田陸が書いている"金曜日、私は寝坊した(←分かる人はここで少し笑ってね)。"は『金曜日ラビは寝坊した (ハヤカワ・ミステリ文庫 19-1)』のパロディです。作者はこれまた安楽椅子探偵ものの名作『九マイルは遠すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 19-2)』書いたハリイ・ケメルマンね。
 って、無用な心配でしたか。そうですか。