ミステリーバブル期到来中(近々崩壊するかも)
第5回本格ミステリ大賞候補作決定。(氷川透 on the WEBより)
[ 小説部門 ]
芦辺拓『紅楼夢の殺人 (本格ミステリ・マスターズ)』
綾辻行人『暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)』『暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)』『暗黒館の殺人 限定愛蔵版』
法月綸太郎『生首に聞いてみろ』
麻耶雄嵩『螢』
横山秀夫『臨場』
[ 評論・研究部門 ]
天城一/日下三蔵編『天城一の密室犯罪学教程』
浜田雄介編『子不語の夢―江戸川乱歩小酒井不木往復書簡集』
村上貴史編『名探偵ベスト101 (ハンドブック・シリーズ)』
吉田司雄編著『探偵小説と日本近代』
『紅楼夢の殺人』『暗黒館の殺人』『生首に聞いてみろ』『螢』『天城一の密室犯罪学教程』が読了済み。
たしかに『イニシエーション・ラブ』が選ばれなかったのが意外です。にしても、こういう情報を早くに出しても良いんだろうか。ある意味作家の特権だよなあ。見本本貰えるのも。
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『龍臥亭幻想 上 (カッパノベルス)』を読書中。直接本筋に関係ないエピソードの方が面白かった、と言うことにならないようにしてほしいなあ。前科があるから心配。
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幽霊は言わば"彼岸"に存在するもので、こちら、つまり"此岸"とは全く別の社会の住人なのだから、そこには曖昧さは無い。あくまで幽霊は"あちら"に主体があり、そのために、"あちら"に居るはずのものが"こちら"に居る事が恐怖になるのだ。言わば幽霊の存在そのものがイコール恐怖では無く、共同体の中に異分子があることがある状態そのものに対する恐怖なのだ(この感情はありとあらゆる「差別」の原因の一つであると思われる)。
と、言うわけで、幽霊とは仲良くしましょうね!(全員無視)