「人の棲むところに理想郷などありませんよ」――メルカトル鮎

 

臨場

臨場


 を読了。
 本格を皮を被った社会派か、社会派の皮を被った本格か、それが問題だ。……じゃ無くて。
 本格の骨格に社会派の肉をくっつけたみたいな作品。基本的に警察の中に悪人が居ません。この手の作品では珍しい事に。ただ自分の失態を隠そうとしたり、相手の粗を探す、というような物はありますが。ただ、これは倉石検視官、という人物を際立たせるための演出、というような気がします。直接プロットには影響しない部分が多いですから。


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 とりあえず、第5回本格ミステリ大賞候補作の小説部門は全部読了。個人的には『』を一番買っているんですが。とりあえず『暗黒館の殺人』は無いかと思う。いや、分からないな。作家としての実績から言ったら……ごにょごにょ


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[ 中国で「死のノート」に賛否両論 日本の漫画が発火点 ]

 http://www.sankei.co.jp/news/050128/kok022.htm

  地元中学生の一人は「多くの仲間はデスノートを持っている。勉強に疲れた時は、嫌いな先生の名前などを書いて遊んでいるんだ」と話した。

 遊びだと割り切っているのならば、むしろ健全なのではないかな。子供って、時にものすごくえげつない事するからね。
 それよりも、これで打ち切り、って事になる方が怖いかも。読んでないけど。