暑いのは苦手(早くも夏バテ気味)

 

風が吹いたら桶屋がもうかる (集英社文庫)

風が吹いたら桶屋がもうかる (集英社文庫)


 を読了。
 名(迷)探偵もどきの空回りっぷりと、超能力者の無能っぷりと、牛丼屋店員のリアリストっぷりが笑いを誘う。一貫した様式美とも言うべき"お約束"がまた面白い。普通のミステリならばこれで解決に持っていく、という推理はあっさりと放棄され、身も蓋も無い真相が顔を出す。名探偵の論理で動いていない世界に存在する名探偵の滑稽さ、その証拠の真偽が推し量れない安楽椅子探偵物の欠陥を露骨に表現している――思う。

 あー、ちょっと寝不足です。


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  • アクセス数が増えているのに、掲示板の書き込みは増えないし、コメント欄は真っ白だし、はたしてどれ位の人がこの日記を見ているのかが掴めない。ただキーワードを辿ってきて、ものの数秒で他のページに移ってしまう人もいるのだろうし、毎日毎日見てくれている人も(多分)いるのだろうけど。そのどちらも数字としては1に変わりない訳で……。どうしたらいいんだろ。