学の無い一介の高校生。

生首に聞いてみろ

 『生首に聞いてみろ』の表紙。
 遂に待望の新作発表かな? 
 表紙が出来たって事は、出版が近いって事だと思いたい……。


 http://www.kadokawa.co.jp/book/bk_search.php?pcd=200000000181


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 奇偶 奇偶 / 山口雅也
 読了。

 私は同作者著の、傑作と誉れの高い『生ける屍の死』を読んでいない。数年前に買って、そのまま本棚の奥底に眠っている。
 勿体無い気がする。今更ながらに。

 かなり実験的な作品であることは、明白。果てしなく続く物理学、神学、民俗学、生物学の薀蓄。そして、その根底を成し主人公を苦しめる「偶然」の二文字。

 ミステリーじゃ無い。結末については何も言うまい。何処までもリアリティを放棄したような。「密室」攻略の方法としても「殺人」の方法としても、非常識かつ非現実的。しかし、それが良い。

 虚構と現実が交錯するさまは、『匣の中の失楽』を思い起こさせる。


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 http://www.shodensha.co.jp/n-non.html

 間違い探し。


 ヒント……旬